手数料はマイナス金利と一緒です.
実は個人も「マイナス金利」時代
皆さんは銀行口座をどれだけお持ちでしょうか?
勤務先指定の地方銀行の1行のみで管理されている方も多いと思います.
シンプルライフや自己資産の「見える化」には口座数を減らすことも重要ですが,メガバンクや地方銀行は現在ではほぼゼロ金利の状態であり,振込やATMの手数料を加味すると,実質「マイナス金利」と言える状態です.
大切な資金が置いておくだけで減ってしまうのではたまったものではありません.
給与口座と引き落とし口座とは別に「資金管理口座」の作成をお勧めします.
資金管理口座に求める条件
- 利便性;どこでも銀行口座にアクセスできること.
- 手数料;ATM利用,時間外,振込,送金など.
- 金利;できるだけ期間が短く流動性が高いもの.
上記の条件から,私が最終的に厳選した3行を紹介いたします(連携が素晴らしいです).
前衛での小回りが効く,ネットバンクのフォアード「新生銀行」
- 利便性;セブンイレブン,ローソン,ファミリーマートの主要コンビニに対応.
- 手数料;コンビニATM使用手数料は365日何回でも無料.振込送金無料回数は1回~.
- 金利;0.05%(2週間定期預金)
「財布がわり」に持つなら迷わず新生銀行です.ほとんどのコンビニで手数料を気にせず使えるので,生活口座に最適です.振込も最低1回は無料で行えます(足りないぶんは大和ネクストで補いましょう).
口座間のパス回しが得意な,ネットバンクのミッドフィルダー「大和ネクストバンク」
- 利便性;ネット専用バンクなので,街中では不便...
- 手数料;ATMは利用不可.振込は無料回数は3回.本人名義の送金は何度でも無料.
- 金利;0.1%(3ヶ月定期預金)
- 付加価値;「資金お取り寄せサービス」
本人名義の送金がなんども無料なので,口座間のパス回しをする「ハブ銀行」として最適です.
「資金お取り寄せサービス」では手数料無料で指定の口座(複数も可能)から取り寄せできますので,給与口座から毎月決まった金額を大和ネクスト銀行の口座に集め,そこから「財布がわりの口座」「貯蓄用の口座」「証券口座」などにバソコン上の作業のみで簡単に割り振りが可能です.
後衛での堅実な運用に力を発揮,ネットバンクのディフェンダー「楽天銀行」
- 利便性;セブンイレブン,ローソン,ファミリーマートの主要コンビニに対応(※注;手数料).
- 手数料;ATM使用手数料,振込送金手数料とも金額によっては有料
- 金利;0.1%(普通預金:マネーブリッジ)
- 付加価値;楽天証券との「らくらく出金」「らくらく入金」
何と言っても普通預金で0.1%の金利が何よりの魅力です(※楽天証券とのマネーブリッジ使用時).
また,「楽天証券」との連携は素晴らしく,「らくらく入金」を利用すれば24時間365日楽天証券の口座にリアルタイムで送金が可能です(もちろん手数料無料です).「投資の準備資金の置き場所」としては申し分ないでしょう.
ATM・振込・送金の手数料面での弱点が目立ちますが,楽天証券に「らくらく出金」→楽天証券から「大和ネクスト銀行」に「通常出金(手数料無料です)」→「大和ネクスト銀行」から振込or「新生銀行」に送金すれば手数料無料です(大和ネクスト銀行までは1営業日内に送金可能です).
この3行を利用していれば,手数料に悩まされず,ある程度の金利(現時点では個人向け国債の0.05%を超える)を得ることができます.
ぜひお勧めです.
ネットバンク 銀行口座 比較 高金利 手数料無料 ATM手数料無料 振込手数料無料
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